赤耳は、
セルビッチデニムの証。
セルビッチは、“self-edge”に由来し、織物の端、「耳」のことを言います。
旧式の力織機で織られた耳は、糸が端で切断されないため、ほつれません。
その耳をジャケットやパンツの一部として利用すると無駄がありません。
赤い糸は、裁断時に間違えないよう、赤い糸で目立たせた名残とのこと。
力織機は、タテ糸の間をシャトルが往復運動するので、別名、シャトル織機とも。
このシャトルが重いため低速で、しかも幅の広い(シャトル移動距離が長い)生地は
織ることができませんでした。
そのため、世界中でデニムの需要が高まるにつれ、織機の近代化から取り残され、
効率の悪いシャトル織機は時代遅れになりました。
オーセンテックブランドに愛される
セルビッチデニム。
しかし、デニムの風合いや美意識にこだわる日本の一部の工場の努力が実り、
みごと復活を遂げることができました。
1970年ごろからのジーンズブームに続く、ヴィンテージムーブメントの流れの中で、
セルビッチデニムは、オーセンテックなブランドに愛され、現在に至っています。
シャトル織機で織られたセルビッチデニムの良さは、いろいろありますが、
まずは弱点から。
織り幅が通常の織機の半分。織るスピードも3分の1。1時間で5m程度しか織れません。
生産性が低く、コストでは勝負になりません。
ではセルビッチデニムの良さは。
生地の醸し出す素材感が圧倒的に優れています。
糸につけるノリの量が少なく、弱いテンションで織られるため、生地は凹凸のある
独特の風合、味わいのある綾目に仕上がり、色落ちが素晴らしい。
さらに、現代の織機に比べ、織りの密度が高く、より頑丈になりますので、
ジーンズの素材として最適です。
熟練職人による手づくり。
しかも誰とも被らない。
希少でハイクォリティなセルビッチデニムであること以外にも、
バックヨークや尻合わせなどは、マニア垂涎のユニオンスペシャルによる
巻き縫いだったり、隠しリベットやコインポケット内側の赤耳セルビッチ、
ヴィンテージ感たっぷりの綿カススレキ(前ポケットの袋地)など、
こだわり満載。
もっとこだわりたい方には、
オリジナルの赤タブ・紙パッチ/革パッチ、シンチバック、
ボタンフライまたはジッパーフライ、ボタン・リベットのチョイスなど、
カスタマイズ可能なディテールを多数ご用意。
お客様のリクエスト通りに、ベテランの職人が、手づくりで
1本いっぽん仕上げていきます。
味わいが、愛着に変わる、
自分仕様のジーンズ。
オーセンティックなジーンズをリーズナブルに。
赤耳セルビッチデニムで作る高品質ジーンズながら、
カスタマイズのベース価格が税抜きで17,000円からという、
ファクトリーブランドならではの圧倒的なコスパも自慢です。
旧式シャトル織機によるヴィンテージデニムが奏でる絶妙なニュアンス。
履きこむほどに味わいが増し、愛着に変わる、
自分仕様の魅力あふれるSIESTA JEANS。
生粋のジーンズマニアから、一般のジーンズ好きまで、
あらゆる人にオススメしたい、ハンドクラフテッド、
しかもオンリーワンのジーンズです。